まずはじめに

虚無世界とは生きる意味があるのかどうか全く分からない世界、ゆえにこの世界では否応なしに自らの生について考えざるを得ない世界、そして、それは絶望に満ちた世界。

虚偽世界とは今のこの世界、生きる意味があるのかどうかわからない世界を一方的にあると決めつけ、決めつけたことすらも忘却している世界、ゆえにこの世界では常識を疑わず、疑ったとしても、それは幾重にも積み重なる常識の表層に過ぎず、根本的な問いにたどり着けない世界、そして、それは快楽に溺れた世界。


虚無世界と虚偽世界という言葉を作り出したときに、自分を象徴するように思われた。それでこの題目を掲げた。

主に「虚無世界と虚偽世界」「日々の思考」「Twitterまとめ」を見てほしいと思う。

なぜって文章が読まれることを欲するほどに未完で想像の余地があって、何よりも唯一の対話になりうるからだ。

私にとっての唯一の対話とは抽象的なことを書き連ねて、そこに具体を淹れてくれる誰かがいることである。その誰かがいることが分かれば私は表現し続けることができるだろうと思う。

それにしたって、どうして人は表現するのだろうね。それは表現しながら考えようと思っている。